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メモリの選び方【2026年7月版】DDR4とDDR5の違い

公開日:2026-07-20

結論・2026年7月版

結論:DDR5 32GBが基準、予算重視ならDDR4で割り切る

2026年7月現在、メモリは歴史的な高騰期にあります。AI需要によるDRAM逼迫が続いており、特にDDR5の大容量モデルは価格が上がりやすい状況です。

新しく組むならDDR5 32GB(16GB×2枚組)を基準に考えるのがおすすめです。一方で、予算を抑えたいならDDR4でプラットフォームごと安くする手も有効で、当サイトの10万円台構成記事でも採用した定石です。

  • ① ゲーム用途:32GB(予算次第で16GBも選択肢)
  • ② AI・動画編集用途:64GB
  • ③ 普段使い:16GB

そして必ず2枚組で買うこと(デュアルチャネル)。異なるメモリの混在は避けることも、あわせて覚えておいてください。

DDR4とDDR5の違い

DDR4とDDR5は物理的に互換性がありません。モジュールの切り欠き(ノッチ)の位置が異なるため、そもそもDDR4メモリはDDR5専用スロットに挿さりませんし、逆も同様です。CPU・マザーボードの世代によって、どちらの規格を使えるかが決まります。

プラットフォーム対応メモリ
AM4DDR4のみ
AM5DDR5のみ
Intel LGA1700(第12〜14世代)マザーボードによってDDR4かDDR5
Intel LGA1851(Core Ultraシリーズ)DDR5のみ

性能面では、帯域はDDR5の方が高くなります。ただし、ゲームの実際のフレームレートへの影響は用途によっては限定的で、価格差ほどの体感差が出ない場面も少なくありません。

価格面の差は実際の数字で見るのが一番わかりやすいので、下のおすすめカードでDDR4とDDR5それぞれの楽天参考価格を見比べてみてください。同じような容量帯でも、DDR4の方がまとまった差になっているのが分かるはずです。

プラットフォーム選びそのものについては、最新CPUの選び方【2026年7月版】でも解説しています。CPU・マザーボードを先に決めてから、対応するメモリ規格を選ぶ流れがおすすめです。

容量の決め方

容量向いている用途
16GB普段使い・予算重視のゲーミング
32GBゲーミングの標準・軽めの制作作業
48GB(24GB×2)32GBと64GBの中間、新しい選択肢
64GB以上AI画像生成・動画編集・LoRA学習

当サイトのプリセットでも、【10万円台】初心者エントリーはDDR4 16GB、ハイエンドクリエイティブは64GBを採用しています。目的別の実例として参考にしてください。

規格表記の読み方

「DDR5-5600」のような表記の数字は、データ転送速度を表しています。この数字はJEDEC標準(ネイティブ)で動作する速度と、OCプロファイルを有効化したときの速度の両方を含んでいる場合があるため、商品ページのスペック表で確認するのが確実です。OCプロファイルは、Intel環境ではXMP、AMD環境ではEXPOと呼ばれています。

AMDのAM5環境では、一般的にDDR5-6000近辺がクロックと安定性のバランスが良いとされています。CL値(レイテンシ)についても気にする人はいますが、体感差は小さいことが多く、あまり神経質にならなくても良いポイントです。

※対応プロファイル(XMP/EXPO)は、当サイトのカタログで確認できている情報のみを各カードに記載しています。記載のない製品については、商品ページで対応状況を確認してください。

枚数と運用の注意

2枚組キットでのデュアルチャネル運用が基本です。1枚だけで運用するとデュアルチャネルの帯域を活かせず、性能が落ちてしまいます。

容量を増やしたいときも、4枚挿しよりは2枚組キットで容量を稼ぐ方法をおすすめします。4枚挿しはクロックが下がったり相性問題が出やすく、特にDDR5ではその傾向が強めです。また、異なる型番のメモリを混在させるのも避けてください。

本サイトのシミュレーターは、メモリの混在・容量超過・枚数超過をそれぞれ警告する互換性チェックを備えています。構成を組む際は、この互換性チェックも合わせて確認してみてください。

ヒートシンク付きメモリと大型の空冷CPUクーラーを組み合わせる場合、干渉が起きることもあります。詳しくはケースとGPU・CPUクーラーの干渉を防ぐ選び方でも解説しています。

市況と買い時

前述の通り、AI需要によるDRAM全体の高騰が続いています。この傾向はメモリだけでなく、SSDなど他のストレージ製品にも波及しています。

基本的には、必要なときが買い時です。ただし、購入直前には価格の推移・相場ページで直近の値動きを確認しておくことをおすすめします。当サイトでは楽天市場参考価格の値動きを毎日記録しており、値下がり・値上がりの傾向を確認できます。

おすすめメモリ6選

価格・スペック・商品画像はJisaLabのカタログ・楽天参考価格スナップショットから自動的に取得しています。価格は変動するため、購入前に商品ページで最新の状況を確認してください。

【DDR4で徹底節約・16GB】

CFD Standard DDR4-3200 16GB (8GBx2)の商品画像

CFD

Standard DDR4-3200 16GB (8GBx2)

¥20,236

楽天参考価格・自動更新

容量
16GB
速度
DDR4-3200
枚数
8GB x2
プロファイル
JEDEC

こんな人におすすめ

  • AM4やLGA1700世代のDDR4対応マザーボードで組みたい人
  • とにかく初期費用を抑えたい人
  • 普段使いや軽めのゲームが中心の人
注意:当サイトの「【10万円台】自作PC初心者向けエントリー構成」でも採用している定番のDDR4キットです。

メリット

  • DDR5より価格を抑えやすい定番のDDR4キット
  • 8GB×2枚のデュアルチャネル構成
  • 枯れた規格で情報が豊富、初めての自作PCでも扱いやすい

デメリット

  • DDR5と比べると帯域は控えめ
  • 重い制作用途やAI関連には容量・帯域とも物足りない場合がある
  • DDR5専用のプラットフォームでは使えない

【DDR4の32GB・実売はDDR5の半額近く】

crucial Pro DDR4-3200 32GB (16GBx2)の商品画像

crucial

Pro DDR4-3200 32GB (16GBx2)

¥34,880

楽天参考価格・自動更新

容量
32GB
速度
DDR4-3200
枚数
16GB x2
プロファイル
XMP 2.0 / JEDEC

こんな人におすすめ

  • DDR4プラットフォームのまま容量だけ32GBに増やしたい人
  • DDR5の値上がりを避けつつ余裕を持った容量にしたい人

メリット

  • 16GB×2枚で32GBを確保しつつDDR4価格を維持
  • 同容量帯のDDR5キットと比べて実売価格を抑えやすい
  • XMP 2.0にも対応

デメリット

  • 新規にDDR5対応マザーボードを選んだ場合は使えない
  • 帯域面ではDDR5に劣る
  • 将来的なDDR4サポート終了のリスクはゼロではない

【DDR5 32GBの基準】

CFD Standard DDR5-5600 32GB (16GBx2)の商品画像

CFD

Standard DDR5-5600 32GB (16GBx2)

¥62,800

楽天参考価格・自動更新

容量
32GB
速度
DDR5-5600
枚数
16GB x2
プロファイル
JEDEC

こんな人におすすめ

  • 新しくAM5やLGA1851など最新プラットフォームで組む人
  • ゲーム用途で標準的な容量を確保したい人

メリット

  • 16GB×2枚のデュアルチャネルでDDR5-5600に対応
  • 新規に組むなら基準となる32GBの容量
  • DDR5対応プラットフォームで無理なく使える

デメリット

  • DDR4キットと比べると価格は高め
  • AI画像生成や動画編集など重い制作用途には容量が控えめな場合がある
  • OCプロファイルはJEDEC標準のため、より高クロックを狙うなら他モデルの検討も必要

【AM5向け・DDR5-6000】

Corsair VENGEANCE DDR5-6000 32GB (16GBx2)の商品画像

Corsair

VENGEANCE DDR5-6000 32GB (16GBx2)

¥69,800

楽天参考価格・自動更新

容量
32GB
速度
DDR5-6000
枚数
16GB x2
プロファイル
EXPO / XMP

こんな人におすすめ

  • AM5プラットフォームでバランスの良いクロックを狙いたい人
  • EXPO/XMPどちらの環境でも同じキットを使いたい人

メリット

  • EXPO / XMPの両プロファイルに対応
  • AM5で相性が良いとされる6000近辺のクロック
  • 16GB×2枚のデュアルチャネル構成

デメリット

  • JEDEC標準のキットと比べると価格は高め
  • OCプロファイルを有効化する設定がBIOS上で必要
  • 対応するかはマザーボード側のメモリ対応リストも確認しておきたい

【中間の新しい選択肢・48GB】

Crucial Pro DDR5-5600 48GB (24GBx2)の商品画像

Crucial

Pro DDR5-5600 48GB (24GBx2)

¥79,800

楽天参考価格・自動更新

容量
48GB
速度
DDR5-5600
枚数
24GB x2
プロファイル
XMP 3.0 / EXPO

こんな人におすすめ

  • 32GBでは少し不安、64GBほどは要らないという人
  • 24GB×2枚で容量とコストのバランスを取りたい人

メリット

  • 24GB×2枚で48GBという新しい容量帯を確保
  • XMP 3.0 / EXPOの両プロファイルに対応
  • 32GBと64GBの中間でコストのバランスを取りやすい

デメリット

  • 32GBキットと比べると価格は上がる
  • 64GB以上を前提にしたAI・動画編集用途にはまだ余裕が少ない場合がある
  • 24GB単体モジュールはまだ選択肢が32GB品より少なめ

【クリエイティブ64GB】

Crucial Pro DDR5-5600 64GB (32GBx2)の商品画像

Crucial

Pro DDR5-5600 64GB (32GBx2)

¥98,180

楽天参考価格・自動更新

容量
64GB
速度
DDR5-5600
枚数
32GB x2
プロファイル
JEDEC

こんな人におすすめ

  • AI画像生成やLoRA学習、4K動画編集など重い制作用途がメインの人
  • 同時に多くのアプリ・ブラウザタブを開いて作業する人

メリット

  • 32GB×2枚で64GBの大容量を確保
  • 当サイトのハイエンドクリエイティブ構成でも採用
  • AI・動画編集など重い制作用途に余裕を持って対応

デメリット

  • 32GBキットと比べると価格は大きく上がる
  • ゲーム用途だけならオーバースペックになりやすい
  • 電力・発熱面でもより余裕のある電源・冷却構成が前提になる

まとめ表

用途推奨メモリ楽天参考価格
DDR4で徹底節約・16GBStandard DDR4-3200 16GB (8GBx2)¥20,236
DDR4のまま32GBに増やすPro DDR4-3200 32GB (16GBx2)¥34,880
DDR5 32GBの基準Standard DDR5-5600 32GB (16GBx2)¥62,800
AM5向け・DDR5-6000VENGEANCE DDR5-6000 32GB (16GBx2)¥69,800
中間の新しい選択肢・48GBPro DDR5-5600 48GB (24GBx2)¥79,800
AI・動画編集などクリエイティブ64GBPro DDR5-5600 64GB (32GBx2)¥98,180

FAQ

よくある質問

Q. DDR4とDDR5、結局どっち?

新しく組むならDDR5対応プラットフォームを選ぶのが基本です。ただし、AM4など既存のDDR4マザーボードを活かしたい場合や、とにかく予算を抑えたい場合は、DDR4でプラットフォームごと安くする選択も定石として有効です。CPU・マザーボードとメモリの規格は必ずセットで決まるため、先にプラットフォームを決めてからメモリを選ぶ順番がおすすめです。

Q. 今は買い時?

2026年7月時点はAI需要によるDRAM逼迫で、メモリ全体が歴史的な高騰期にあります。特にDDR5の大容量モデルは値上がりが目立ちます。必要になったタイミングで買うのが基本ですが、当サイトの相場ページでは価格の値動きを毎日記録しているので、購入直前に直近の動きを確認しておくと安心です。

Q. 4枚挿しで増設してもいい?

容量を増やす目的なら、4枚挿しよりも2枚組キットで容量を稼ぐ方法をおすすめします。4枚挿しはクロックが落ちたり相性問題が出やすく、特にDDR5ではその傾向が強めです。また、異なる型番のメモリを混在させるのも非推奨です。当サイトのシミュレーターでは、メモリの混在・容量超過・枚数超過をそれぞれ警告する互換性チェックを備えているので、構成を組む際に確認してみてください。

Q. ヒートシンク付きを選ぶべき?

見た目や放熱面でヒートシンク付きを選ぶ人も多いですが、大型の空冷CPUクーラーと組み合わせる場合は、背の高いヒートシンクがクーラーと干渉することがあります。組み合わせるパーツが決まっている場合は、事前にクリアランスを確認しておくと安心です。詳しくはケースとクーラーの干渉を防ぐ選び方の記事でも解説しています。

シミュレーターで自分の構成を試す

気になったメモリがあれば、各カードの「シミュレーターでこのメモリの構成を試す」ボタンからJisaLabの構成エディタに読み込めます。CPUやマザーボードなど他のパーツと組み合わせて、互換性チェックや合計価格も確認できます。プラットフォーム選びで迷っている場合は最新CPUの選び方【2026年7月版】も参考にしてください。

記載している価格は2026年7月時点の楽天市場参考価格をもとにした目安であり、変動する参考情報です。在庫状況やパーツ同士の相性は、購入前に必ず各商品ページと構成エディタの互換性チェックで確認してください。

シミュレーターの基本的な使い方はこちらの記事でも解説しています。