相場レポート

自作PCパーツ相場レポート【2026年9月】GPU+11%・SSD一服・CPU反発

公開日:2026-09-17 著者:組立テルノ

毎日の自動価格記録から・月次レポート第2回

結論:今月の主役はGPU。SSDの急騰は一服、CPUの値下がりは止まった

選部マヨ子(初心者)

選部マヨ子

先月「SSDとメモリが上がってCPUが安い」って言ってたよね。9月はどうなったの?
組立テルノ(専門家)

組立テルノ

顔ぶれが入れ替わった。この1か月で一番動いたのはGPUで、中央値+10.9%。68製品のうち42が値上がりしてる。逆にSSDは8月に急騰した製品が元の値段に戻って、カテゴリ全体では横ばい。
選部マヨ子(初心者)

選部マヨ子

えっ、SSD戻ったの!? じゃあCPUは?まだ安い?
組立テルノ(専門家)

組立テルノ

8月に2割下がったCore Ultraが1〜2割戻した。値下がりは止まったと見ていい。ただし内蔵GPU付きのAPUは2〜3割安くなってるし、9800X3Dも初めてはっきり下がった。カテゴリごとに見ていくね。

このレポートは、当サイトが毎朝5時に自動記録している楽天市場の最安値データから、2026年8月中旬→9月中旬の実際の値動きをまとめたものです。対象は両時点で価格が取れた711製品。前回(8月前半)の終点をそのまま今回の始点にしているので、2本を続けて読むと7月末からの流れが追えます。

上がった

GPU +10.9%・メモリ +3.4%(中央値)。RX 9060 XT/9070 XTとRTX 5070に+50%超

下がった

8月に急騰したSSD(KIOXIA G3 1TB -34.5%)と、内蔵GPU付きのAPU(8600G -29.6%)

止まった

CPUの値下がり。Core Ultra 7 265KFは3.7万→4.1万円に戻した

カテゴリ別の価格変動(中央値、2026年8月中旬→9月中旬)-3%0%+3%+6%+9%+12%GPU+10.9%メモリ+3.4%ケース+0.8%HDD+0.6%ケースファン0.0%マザーボード0.0%電源0.0%CPUクーラー0.0%CPU0.0%※売れ筋は反発、APUは2〜3割安 → 下の表へSSD-0.4%※8月の急騰組は戻り、別の製品が上昇
カテゴリ別の価格変動の中央値(8/13〜8/15 → 9/12〜9/14、楽天最安値、711製品)。色は黄=上昇・青=横ばい・緑=下落です。CPUとSSDはカテゴリ全体では横ばいですが、中身は動いているので個別の表で見てください。

【GPU】今月いちばん上がった。RX 9060 XT/9070 XTとRTX 5070が+50%超

GPUは68製品中42が値上がりで、中央値+10.9%。先月は+2.0%の小幅上昇だったので、1か月で上げ幅が5倍になった計算です。上がり方が大きいのはRadeon RX 9060 XT/9070 XTの各社モデルと、GeForce RTX 5070。エントリーのRTX 5050も先月に続いて上がっています。

製品8月中旬9月中旬変動変動幅
ASUS Prime Radeon RX 9070 XT OC 16GB¥115,920¥195,130+68.3%
ASUS Dual Radeon RX 9060 XT 16GB¥64,980¥101,990+57.0%
ASUS Dual GeForce RTX 5070 OC 12GB¥116,990¥181,617+55.2%
玄人志向 Radeon RX 9060 XT Dual Fan 16GB¥64,680¥99,601+54.0%
GIGABYTE GeForce RTX 5050 WINDFORCE OC 8G¥67,480¥91,000+34.9%

価格は楽天最安値(始点=8/13〜8/15の中央値、終点=9/12〜9/14の中央値)。製品名のリンクは在庫確認済みショップの商品ページに飛びます(Amazon優先、アフィリエイト広告を含みます)。

ただし、GPUの+50%超は「最安ショップの在庫が切れて、高い店だけが残った」ケースがかなり含まれます。その証拠に、8月前半に+43%だったASRockのChallengerは今回1〜2割戻しました。

製品8月中旬9月中旬変動変動幅
ASRock Radeon RX 9070 XT Challenger 16GB¥139,700¥115,478-17.3%
ASRock Radeon RX 9060 XT Challenger 16GB OC¥82,607¥71,478-13.5%
MSI GeForce RTX 5070 Ti 16G GAMING TRIO OC¥275,639¥236,800-14.1%

先月急騰したモデルの戻り。最安ショップが復活すると、こうして下がることがあります。製品名のリンクは在庫確認済みショップの商品ページに飛びます(Amazon優先、アフィリエイト広告を含みます)。

選部マヨ子(初心者)

選部マヨ子

上がったり戻ったり…結局グラボはいつ買えばいいの?
組立テルノ(専門家)

組立テルノ

「モデルを決めて、相場ページで最安店の数を見る」のが一番確実。最安店が1店だけの状態は在庫切れで跳ねやすいから、複数店が同じくらいの値段で並んでいるときが落ち着いた相場だよ。

【SSD】急騰は一服。8月に上がった製品が元の値段に戻った

先月の主役だったSSDは、56製品中24が値下がりで中央値-0.4%。8月前半に+50〜60%だったKIOXIA G3 1TBとKingston KC3000 2TBが、そのまま元の水準に戻りました。KIOXIAは¥32,300と、8月頭の価格ぴったりです。

製品8月中旬9月中旬変動変動幅
KIOXIA EXCERIA PLUS G3 1TB¥49,320¥32,300-34.5%
Kingston KC3000 2TB¥113,870¥77,560-31.9%
Samsung 990 PRO 2TB¥97,960¥74,980-23.5%
WD Blue SN580 1TB¥55,737¥50,932-8.6%

先月の値上がり上位が、ほぼ全部この表に入っています。製品名のリンクは在庫確認済みショップの商品ページに飛びます(Amazon優先、アフィリエイト広告を含みます)。

ただし「SSD全体が安くなった」わけではありません。Crucial T500 2TB(¥39,800→¥85,980)やWD_BLACK SN850X 2TB(¥70,848→¥124,632)のように、今度は別の製品が跳ねています。NANDの供給が厳しい状況は変わっておらず、製品ごとに波が来る順番が違うだけと見ています。欲しいモデルが決まっている人は、そのモデルの相場だけを追うのが確実です。

【メモリ】上昇継続。Crucialの定番キットが軒並み急騰

メモリは46製品中23が値上がりで中央値+3.4%と、先月(+3.5%)とほぼ同じペースで上がり続けています。今月目立ったのはCrucialで、DDR5-5600の32GB単品が2倍、64GBキットが+83%。私がメイン機で使っているCrucial Pro DDR5-5600 64GBも¥109,800→¥134,817(+22.8%)になりました。7月末は¥99,800だったので、2か月で35%上がったことになります。

製品8月中旬9月中旬変動変動幅
Crucial DDR5-5600 32GB¥35,370¥71,500+102.1%
Crucial DDR5-5600 64GB (32GB×2)¥107,980¥198,187+83.5%
Crucial Pro DDR5-6400 64GB White (32GB×2)¥113,111¥183,420+62.2%
Crucial Pro DDR5-6000 32GB White (16GB×2)¥62,330¥95,980+54.0%
Crucial Pro DDR5-5600 64GB (32GB×2)¥109,800¥134,817+22.8%

Crucialに偏っているのは、楽天で継続的に在庫がある定番品だからです。他社は最安店の入れ替わりで上下が激しく、傾向として読めませんでした。製品名のリンクは在庫確認済みショップの商品ページに飛びます(Amazon優先、アフィリエイト広告を含みます)。

一方でCorsair VENGEANCE DDR5-5600 64GBのように-28.8%と下がった製品もあります。メモリは「高い」の一言では済まなくなっていて、同じ容量でもブランドとタイミングで3割以上の差が出ます。買う前に必ず同容量の別ブランドと比べてください。

【CPU】値下がりは止まった。Core Ultraは反発、APUと9800X3Dが下落

先月「唯一の買い場」だったCPUは、カテゴリ中央値0.0%で動きが止まりました。中身を見ると、8月に15〜27%下がったCore Ultraが1〜2割戻し、Ryzen 9000は横ばい。先月「これ以上待つより買い」と書いたIntelは、実際にその後上がった形です。

製品8月中旬9月中旬変動変動幅
Intel Core Ultra 5 225F¥24,178¥28,263+16.9%
Intel Core Ultra 7 265KF¥36,980¥40,678+10.0%
Intel Core Ultra 9 285K¥83,578¥83,980+0.5%
AMD Ryzen 9 9950X¥82,980¥82,9800.0%
AMD Ryzen 5 9600X¥27,800¥26,800-3.6%
AMD Ryzen 7 9800X3D¥61,578¥57,630-6.4%
Intel Core i9-14900K¥69,980¥65,428-6.5%

先月の下落表と同じ7モデル。上がった順に並べています。製品名のリンクは在庫確認済みショップの商品ページに飛びます(Amazon優先、アフィリエイト広告を含みます)。

例外が2つあります。ひとつはRyzen 7 9800X3Dで、先月-3.5%だったのが今月-6.4%(¥61,578→¥57,630)と、初めてはっきり下がりました。もうひとつは内蔵GPU付きのAPUで、8600G・8500G・5700Gが2〜3割安。グラボが高い今、「とりあえず内蔵GPUで組んで後からグラボを足す」構成の入口が安くなっています。

製品8月中旬9月中旬変動変動幅
AMD Ryzen 5 8600G¥36,915¥25,980-29.6%
AMD Ryzen 5 8500G¥28,120¥20,878-25.8%
AMD Ryzen 7 5700G¥43,780¥34,980-20.1%

内蔵GPU付きCPU(APU)の下落。グラボなしで始める構成の候補です。製品名のリンクは在庫確認済みショップの商品ページに飛びます(Amazon優先、アフィリエイト広告を含みます)。

選部マヨ子(初心者)

選部マヨ子

先月「CPUは今が買い」って言ってたけど、本当に上がっちゃったんだね。
組立テルノ(専門家)

組立テルノ

そう、265KFは3.7万円で買えた期間が3週間くらいだった。相場は「待てば下がる」じゃなくて「下がった瞬間に決める」ものになってきてる。逆に今なら9800X3DとAPUが下がってるから、狙いがそこなら見る価値があるよ。

予算別の現実的な組み合わせは自動構成ページが毎日の価格で組み直しています。GPUが高い今は、APUで始めて後からグラボを足す構成も選択肢に入れてみてください。

このレポートのデータについて

  • ・価格は楽天市場の最安値を毎朝5時に自動取得したものです。他ショップやセール瞬間値は含みません
  • ・比較は「8/13〜8/15の中央値」対「9/12〜9/14の中央値」。前回レポートの終点を今回の始点にしています。単日比較だと最安ショップの入れ替わりで数字が暴れるため、3日分に均しています
  • ・それでも在庫切れによる「見かけの上昇・下落」は完全には除けません。特にGPUの+50%超はその影響を含みます。極端な値動きは複数ショップでの確認をおすすめします
  • ・当サイトは意図的に「異常値の自動除外」をしていません。AI需要以降、一見異常な高値が実勢価格であるケースが多いためです。マザーボードや電源、ケースファンにも大きな変動がありましたが、最安店の入れ替わりが大半と判断して個別表には載せていません
組立テルノ(専門家)

組立テルノ

テルノからひとこと

前回の「CPUは買い」は当たったけど、買える期間は短かった。次回は10月中旬に。日々の動きは相場ページで追ってね。

FAQ

よくある質問

この価格はどうやって集めているの?

選部マヨ子(初心者)

選部マヨ子

Q1

この価格はどうやって集めているの?
組立テルノ(専門家)

組立テルノ

当サイトが毎朝5時に楽天市場の最安値を自動取得して記録しているものです。今回は8月中旬(8/13〜8/15の中央値)と9月中旬(9/12〜9/14の中央値)を比べました。両方の時点で価格が取れた711製品が対象で、前回の8月前半レポートの終点をそのまま始点にしています。1日だけの値ではなく3日分の中央値を使うことで、最安ショップの入れ替わりによる見かけの変動を減らしています。

GPUの+50%って本当?そんなに上がる?

選部マヨ子(初心者)

選部マヨ子

Q2

GPUの+50%って本当?そんなに上がる?
組立テルノ(専門家)

組立テルノ

楽天の最安値としては本当に動いています。ただし中身は「一番安い店の在庫が切れて、次に安い店の値段が最安値になった」ケースがかなり混ざっています。だからカテゴリ全体の中央値(+10.9%)を本線に見て、個別の+50%は「今その値段でしか買えない」という現実として受け取るのがいいと思います。8月に急騰したASRockのChallengerが今回は1〜2割戻したように、最安店が復活すると下がることもあります。

SSDは下がったなら今が買い時?

選部マヨ子(初心者)

選部マヨ子

Q3

SSDは下がったなら今が買い時?
組立テルノ(専門家)

組立テルノ

8月前半に急騰した製品(KIOXIA G3やKC3000)は元の値段に戻ったので、その製品を狙っていた人には買いやすくなりました。ただしカテゴリ全体では横ばいで、別の製品(Crucial T500やSN850X)が今度は上がっています。「SSD全体が安くなった」わけではなく、製品ごとに波が来る順番が違うだけなので、欲しいモデルの相場ページを見て判断してください。