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SSDの選び方【2026年7月版】NVMe・SATAとGen3・4・5の違い

公開日:2026-07-24

結論・2026年7月版

新しく組むなら、CドライブはGen4 NVMeの1TB以上

2026年に新しく自作PCを組むなら、Windowsを入れるCドライブはM.2 NVMe SSDのPCIe Gen4、容量1TB以上を基準にするのがおすすめです。ゲームも同じSSDへ入れるなら、最初から2TBを選ぶと空き容量の管理が楽になります。

予算に余裕があれば、Cドライブとは別にゲーム用SSDを用意すると、ゲームの整理やWindows再インストール時の切り分けがしやすくなります。ただし、ゲーム用だからGen5が必須というわけではありません。容量の大きいGen4 SSDを選ぶ方が、費用対効果は高くなりやすいです。

Cドライブ

Gen4 NVMe / 1〜2TB

Windowsと主要アプリ

ゲーム用

Gen4 NVMe / 2TB以上

容量を優先

Gen5

重い制作作業向け

大容量転送で活きる

Contents

この記事で分かること

M.2・SATA・NVMeは、同じ種類の言葉ではない

SSD売り場で最初に迷いやすいのが「M.2」「SATA」「NVMe」という表記です。ここは、M.2は形、SATAとNVMeはデータをやり取りする方式と分けて考えると理解しやすくなります。

2.5インチ SATA SSD

形:2.5インチ / 接続:SATA

実効速度は最大550MB/s前後

ケーブルが2本必要。M.2スロットを使い切った後の増設に向きます。

M.2 SATA SSD

形:M.2 / 接続:SATA

速度は2.5インチSATAと同程度

見た目はNVMeに似ています。NVMe専用スロットでは使えない場合があります。

M.2 NVMe SSD

形:M.2 / 接続:PCIe・NVMe

Gen4なら最大7,000MB/s級

現在の主流。新規構成のOS用ドライブは、基本的にこれを選びます。

注意:M.2だからNVMeとは限りません

M.2 SATA SSDも存在します。外見だけで判断せず、商品名と仕様欄に「PCIe」「NVMe」と書かれているかを確認してください。マザーボード側も、M.2スロットごとにSATA対応・NVMe対応が異なる場合があります。

Gen3・Gen4・Gen5の違い

GenはPCI Expressの世代です。世代が1つ上がるごとに、1レーンあたりの転送帯域はおおむね2倍になります。M.2 NVMe SSDは通常4レーンを使うため「Gen4 x4」のように表記されます。

世代x4の理論帯域製品の読込速度目安向いている用途
PCIe Gen3 x4約3.9GB/s最大3,500MB/s前後旧世代PCの更新、予算優先
PCIe Gen4 x4約7.9GB/s最大5,000〜7,450MB/s現在の標準、OS・ゲーム
PCIe Gen5 x4約15.8GB/s最大10,000〜14,900MB/s大容量転送、重い制作作業

Gen3

相対帯域イメージ

旧世代PCでは十分。新規購入では、価格差が小さいならGen4を選ぶ方が将来性があります。

Gen4

相対帯域イメージ

現在の標準。OS、ゲーム、普段使い、一般的な制作作業まで最もバランスが良い世代です。

Gen5

相対帯域イメージ

連続した大容量転送では速い一方、ゲームのロード時間がGen4の2倍速くなるわけではありません。

Gen4 SSDをGen5スロットへ挿すなど、同じM.2 NVMe規格であれば一般に互換性があります。ただし速度はSSDとスロットの低い方にそろいます。対応する長さ(多くはM.2 2280)も含め、マザーボードの仕様を確認してください。

Cドライブとゲーム用SSDはどう分ける?

DRIVE 1

Cドライブ:Gen4 NVMe 1〜2TB

Windows、ドライバー、普段使うアプリを入れます。最も使いやすいCPU直結のM.2スロットへ取り付けるのが基本です。

DRIVE 2

ゲーム用:Gen4 NVMe 2TB以上

ゲーム本体と録画データを分けます。必須ではありませんが、容量管理やWindows再インストール時の整理が楽になります。

SSDを2台に分けても、ゲームのフレームレートが上がるわけではありません。利点は、容量の余裕、データ整理、同時アクセスの分散、OSを入れ直すときにゲームデータを残しやすいことです。

予算が限られるなら、最初から無理に2台へ分ける必要はありません。まずGen4 NVMe 1TBを1台、容量が足りなくなったら2TB以上を追加する順番でも十分です。

完璧を目指すなら、CPU直結スロットを確認する

マザーボードのM.2スロットは、CPUへ直接つながるものと、チップセットを経由するものがあります。多くの製品ではCPUに近い「M2_1」がCPU直結ですが、名称や配線は製品ごとに異なります。

CPU DIRECT

CPU直結M.2

チップセットの共有経路を通らないため、OS用や最も速いSSDの接続先に向きます。ベンチマークや大容量転送で差が出やすい接続です。

CHIPSET

チップセット接続M.2

他のUSB・SATA・PCIe機器と上流の帯域を共有する場合があります。ゲーム用や追加SSDとしては十分ですが、同時に大量転送すると差が出ることがあります。

普段のWindows起動やゲームロードでは、CPU直結とチップセット接続の差は小さいことがほとんどです。完璧を目指す人は、マザーボードの取扱説明書にあるブロック図やストレージ欄を確認し、最も速いSSDをCPU直結へ取り付けてください。

また、M.2スロットによっては、使用すると別のPCIeスロットやSATAポートが無効になることがあります。たとえばASRock B850M Pro-A WiFiでは、M2_3を使うとPCIE2が無効になると公式仕様に記載されています。

容量と最大速度以外に見るポイント

01

NANDの種類

TLCは性能と耐久性のバランスを取りやすく、QLCは大容量を安くしやすい代わりに、長時間の書き込みで速度が落ちやすい傾向があります。

02

DRAM / HMB

DRAM非搭載でも、PCのメモリを一部使うHMB対応なら普段使いで十分な製品があります。重い連続処理では上位モデルが有利です。

03

TBWと保証

TBWは保証上の総書き込み容量の目安です。通常用途では過度に心配する必要はありませんが、動画編集やキャッシュ用途では確認したい項目です。

04

冷却

高性能Gen4とGen5は発熱しやすいため、マザーボード付属のM.2ヒートシンクを活用します。保護フィルムの剥がし忘れにも注意してください。

05

M.2サイズ

デスクトップ向けはM.2 2280が主流です。小型PCやノートPCでは2230・2242などの場合があるため、長さを確認します。

06

空きスロットと共有条件

M.2の本数だけでなく、各スロットの対応世代、CPU直結か、SATA・PCIeスロットと帯域を共有するかも確認します。

おすすめSSD 6選

SATAの増設用からGen5の最上位まで、用途が重ならないように選びました。商品画像・価格・購入リンクはJisaLabの検証済みカタログから取得しています。価格と在庫は変動するため、購入前に楽天の商品ページで最新情報を確認してください。

【迷ったらコレ・OS用Gen4の基準】

KIOXIA EXCERIA PLUS G3 1TB SSD-CK1.0N4PLG3Jの商品画像

KIOXIA

EXCERIA PLUS G3 1TB SSD-CK1.0N4PLG3J

¥32,304

楽天参考価格・自動更新

容量
1TB
接続方式
PCIe 4.0 x4 NVMe 1.4
読込速度
最大5000MB/s
フォーム
M.2 2280

こんな人におすすめ

  • 初めて自作PCを組み、無理のない価格でNVMeを選びたい人
  • Windowsと普段使うアプリを入れるCドライブを探している人
  • 発熱と速度のバランスを重視する人

メリット

  • PCIe Gen4 x4対応で最大読込5,000MB/s
  • 1TB・片面実装のM.2 2280で扱いやすい
  • TLC NAND、600TBW、5年保証の公式仕様

デメリット

  • 大量の動画素材を扱うなら1TBでは不足しやすい
  • 最上位Gen4ほどの連続転送速度ではない
  • ゲームを多数入れるなら別の2TBドライブも検討したい

【ゲームライブラリ向け・高速Gen4 2TB】

Lexar Lexar NM790 2TB LNM790X002T-RNNNGの商品画像

Lexar

Lexar NM790 2TB LNM790X002T-RNNNG

¥52,222

楽天参考価格・自動更新

容量
2TB
接続方式
PCIe 4.0 x4 NVMe
読込速度
最大7400MB/s
フォーム
M.2 2280

こんな人におすすめ

  • 容量の大きいゲームを複数インストールしたい人
  • Gen4の上限に近い速度と2TB容量を両立したい人
  • OS用とは別にゲーム専用SSDを用意したい人

メリット

  • 最大読込7,400MB/sの高速Gen4
  • 2TBでゲームをまとめて保存しやすい
  • 片面実装でデスクトップ・ノートPCへ組み込みやすい

デメリット

  • SATA SSDより価格は上がる
  • 普段使いだけでは最大速度を活かし切りにくい
  • 高負荷時の温度対策としてマザーボード側ヒートシンクを使いたい

【Gen4の高性能定番】

Samsung 990 PRO 1TB MZ-V9P1T0B-ITの商品画像

Samsung

990 PRO 1TB MZ-V9P1T0B-IT

¥35,333

楽天参考価格・自動更新

容量
1TB
接続方式
PCIe 4.0 x4 NVMe 2.0
読込速度
最大7450MB/s
フォーム
M.2 2280

こんな人におすすめ

  • Gen5対応が不要でも、Gen4で高い性能を求める人
  • 大きなファイルを頻繁に扱う人
  • 専用管理ソフトで状態やファームウェアを確認したい人

メリット

  • 最大読込7,450MB/sでGen4の上限に近い
  • Samsung Magicianで状態確認や更新を行える
  • ランダムアクセス性能も重視した高性能モデル

デメリット

  • OS・ゲームだけなら下位Gen4との差を体感しにくい
  • 1TBモデルは大容量ゲームを多く入れると余裕が少ない
  • 高性能モデルなので価格は上がりやすい

【Gen5を現実的に導入する2TB】

KIOXIA EXCERIA PLUS G4 SSD-CK2.0N5PLG4Jの商品画像

KIOXIA

EXCERIA PLUS G4 SSD-CK2.0N5PLG4J

¥63,980

楽天参考価格・自動更新

容量
2TB
接続方式
PCIe 5.0 x4 NVMe
読込速度
最大10000MB/s
フォーム
M.2 2280

こんな人におすすめ

  • Gen5対応マザーボードを活かしたい人
  • 2TB容量と10,000MB/s級の速度を両立したい人
  • 動画編集や大容量データの移動が多い人

メリット

  • PCIe Gen5 x4で最大読込10,000MB/s
  • 2TB・TLC NAND・1,200TBWの公式仕様
  • ヒートスプレッダー入りラベルで放熱を補助

デメリット

  • ゲームのロード時間だけを目的にすると費用対効果は低い
  • Gen5非対応スロットでは接続先の世代まで速度が下がる
  • マザーボードのM.2ヒートシンク併用を推奨

【最高速クラス・制作作業向けGen5】

Samsung Samsung 9100 PRO 2TB MZ-VAP2T0B-ITの商品画像

Samsung

Samsung 9100 PRO 2TB MZ-VAP2T0B-IT

¥104,020

楽天参考価格・自動更新

容量
2TB
接続方式
PCIe 5.0 x4 NVMe 2.0
読込速度
最大14700MB/s
フォーム
M.2 2280

こんな人におすすめ

  • 4K・8K動画や大量の素材を高速に読み書きする人
  • 価格よりストレージ性能を優先する人
  • Gen5 x4対応スロットと十分な冷却環境を用意できる人
選ぶ前に:速さだけで選ぶ製品ではありません。大容量ファイルを継続的に扱う用途があり、Gen5対応スロットと冷却を用意できる人向けです。

メリット

  • 最大読込14,700MB/sの最上位クラス
  • 2TBでOS・制作データの両方を置きやすい
  • Gen5の帯域を活かす重い制作作業に向く

デメリット

  • 一般的なゲームや普段使いでは明確な体感差が出にくい
  • 価格が高く、対応マザーボードも必要
  • 性能維持にはM.2ヒートシンクによる冷却が重要

【M.2スロットを使い切った後の増設用】

Crucial BX500 CT2000BX500SSD1JPの商品画像

Crucial

BX500 CT2000BX500SSD1JP

¥13,720

楽天参考価格・自動更新

容量
2TB
接続方式
SATA 6Gb/s
読込速度
最大540MB/s
フォーム
2.5インチ 7mm

こんな人におすすめ

  • マザーボードのM.2スロットがすでに埋まっている人
  • ゲームや写真を置く大容量の追加ドライブが欲しい人
  • 最高速度より、容量と増設のしやすさを優先する人

メリット

  • 2.5インチSATAなので幅広いPCへ増設しやすい
  • 2TBのデータ置き場を確保できる
  • NVMe用のM.2スロットを消費しない

デメリット

  • SATA接続のため最大速度はNVMeより大幅に低い
  • SATAデータケーブルと電源ケーブルが必要
  • 新規構成のOS用ドライブとしてはGen4 NVMeを優先したい

用途別まとめ

用途おすすめSSD楽天参考価格
SATAで大容量を増設EXCERIA PLUS G3 1TB SSD-CK1.0N4PLG3J¥32,304
OS用Gen4の基準Lexar NM790 2TB LNM790X002T-RNNNG¥52,222
ゲーム用Gen4 2TB990 PRO 1TB MZ-V9P1T0B-IT¥35,333
高性能Gen4EXCERIA PLUS G4 SSD-CK2.0N5PLG4J¥63,980
扱いやすいGen5 2TBSamsung 9100 PRO 2TB MZ-VAP2T0B-IT¥104,020
最高速クラスのGen5BX500 CT2000BX500SSD1JP¥13,720

FAQ

よくある質問

Q. OS用SSDは1TBと2TB、どちらがいい?

最低ラインは1TBですが、ゲームも同じドライブへ入れるなら2TBがおすすめです。Windows、アプリ、更新用の空き容量を考えると、500GBはすぐ窮屈になります。予算が限られる場合は、まずGen4 NVMeの1TBをCドライブにして、後からゲーム用SSDを追加する方法が現実的です。

Q. Gen5 SSDにするとゲームのロードは大幅に速くなる?

ベンチマーク上の連続読込速度は大きく上がりますが、ゲームのロード時間はSSD以外の処理にも左右されるため、Gen4からGen5へ替えて数字どおりに短縮されるわけではありません。ゲーム中心なら、Gen5の最高速度よりGen4の2TB以上を選び、容量に余裕を持たせる方が満足しやすいです。

Q. Gen4 SSDをGen3対応スロットへ挿しても使える?

マザーボードが同じM.2 NVMe規格とサイズをサポートしていれば、一般に下位世代の速度で動作します。ただし、M.2 SATA専用スロットや対応サイズが異なる場合は使えません。最終的にはマザーボードの仕様表・取扱説明書で、対応インターフェースとM.2サイズを確認してください。

Q. SSDにヒートシンクは必要?

Gen4の高性能モデルとGen5 SSDでは、連続した読み書きで温度が上がりやすいため、マザーボード付属のM.2ヒートシンクを使うのがおすすめです。低負荷中心のGen4モデルでは必須でない場合もありますが、冷却すると高負荷時の性能低下を防ぎやすくなります。

シミュレーターでSSDの台数と互換性を確認する

SSDは1台だけでなく、OS用とゲーム用に分けた構成も試せます。マザーボードのM.2スロット数、SATAポート数、ケースのストレージベイなど、確認済みの仕様に基づく互換性チェックも合わせて確認してください。

主な確認資料

記載している価格は2026年7月時点の楽天市場参考価格をもとにした目安です。実際の価格・在庫・製品仕様は販売店とメーカー公式ページで確認してください。SSDやマザーボードの組み合わせによっては、対応世代、スロット共有、冷却条件が異なります。

SSDと組み合わせるマザーボードやメモリも選ぶ場合は、メモリの選び方も参考にしてください。